甲斐駒ヶ岳を正面に望む葡萄畑。なだらかな南斜面は水はけも良く、一日中陽が当たる好立地。
この場所で2005年に始めてメルローの苗を植えてから小牧ヴィンヤードの歴史が始まりました。
一年の作業は休眠中の葡萄の枝の剪定から始まります。樹形を整えたり、収量を調整するための大事な作業。寒さの厳しい時期ですが欠かせない仕事です。

剪定した枝は膨大な量になります。この枝の一本一本に芽吹きのエネルギーが蓄えられているとはとても思えません。フランスではこの枝を燃やして昼食に肉を焼くそうです。

例年5月に入ると萌芽が始まります。小さな芽からあっという間に展葉してゆく様子はいつも新鮮な驚きです。でも遅霜が心配なのもこの季節。
初夏を迎えると菜園のハーブも一斉に花を咲かせます。ラベンダー、カモミール、各種のミント、フェンネルやタイムなど。
カフェでのハーブティーやセミナーの料理に活躍します。
十分に芽が伸びると芽欠きと誘引作業。余分な芽を取り除いたり、形良くワイヤーに固定する仕事が待っています。害虫との戦いも始まる季節です。
梅雨時はとてもデリケートな季節。この時期の雨は葡萄の成長に必要な水分を十分に補ってくれますが、高温多湿の環境では病気の発生にも注意しなければなりません。

夏が終わる頃黒葡萄品種ではヴェレーゾン期が訪れます。緑の果実が徐々に紫に染まってゆく過程の宝石のようなグラデーションはとても綺麗です。

収穫期を迎えたメルロー。しっかりと熟して糖度も十分です。秋の陽を浴びて艶やかに光る黒い房はまさに宝石。愛おしさもひとしおです。
収穫した葡萄は丹念に摘粒します。腐敗果や未熟果を取り除き、完熟した葡萄だけを仕込に回します。良いワインを生み出すための大切な作業。

収穫を終え葉をすべて落とした葡萄は冬を迎えると供に休眠期に入ります。この時期の低温はやがて来る春の芽吹きをうながす重要な期間でもあるのです。

小牧ヴィンヤードでは醸造用葡萄栽培を中心とした農業体験プログラムをご用意しております。
ワインやワイン醸造に興味のある方には原料となる葡萄の栽培管理を学ぶことはとても有意義な体験となるはずです。
葡萄畑で楽しく季節毎の栽培管理を学び、ワインに対する理解を少しでも深めるきっかけとしていただければ幸いです。
スケジュールカレンダー
季節
体験名
作業内容
3月
剪定作業=垣根式長梢剪定(一部短梢)
  その年の結果母枝になる長梢を選び、余分な枝を切り落とす
4月
植え付け作業
  一年苗の植え付け
5月
芽欠き作業
  葡萄の樹の余分な芽を取る
6月
誘引作業
  伸びてきた新梢をワイヤーに入れ込む
7月
傘・袋かけ作業
  葡萄の房に傘または袋をかける
8月
除葉作業
  房周りの副梢取り作業。余分な葉を取り除き、風通しを良くする
9月
摘粒作業
  病果・未熟果をハサミを使い取り除く
10月
収穫作業
  再摘粒しながら収穫する
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TEL 0551-36-5188  Email komaki_vineyard@yahoo.co.jp